脱化石燃料に“全力投球”を

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 何回か石油の値段と関連してエネルギー問題を取り上げてきた。もちろん、私はこの問題の専門家ではないから、毎日変わる工ネルギー関連のデータなど入手できないし、ましてやそれの分析などは不可能である。ただ、化石燃料を主たるエネルギー源とする20世紀の方式を継続することは、地球温暖化を深刻化させる人類の自殺行為であるとの認識は正しいし、その認識は世界の趨勢となっていると思う。問題は、化石燃料から何へ移行し、その移行の緊急性はどれほどかという点であり、これに関しては様々な考え方がある。アメリカは京都議定書を拒否したにもかかわらす、最近になって「原発増設によって温暖化を防こう」などと言い出した。日本政府は、昔からそういう考えだ。しかし私は、原発の政治的リスク(北朝鮮やテロを思い出してほしい)と、環境に対するリスクの両面から、この考えには否定的である。その代わりに、再生可能の自然エネルギー(風力、太陽光、波力、潮力、地熱等)の利用に、官民一体で全力投球すべきと考えている。

なぜ「全力投球」かの理由の1つに、石油生産のピークがもうそこまで来ているとの認識がある。これは、一部の専門家が予測していることだが、まだ国際的な合意にいたっていない。石油の生産量は前世紀来、ずっと“右肩上がり”に上昇してきているが、ここ数年、その上昇ペースが芳しくない。
それどころか、世界の多くの油田では前年より生産量が落ちるという現象が起こっている。その中で、いわゆる“BRICs”と呼ばれるブラジル、ロシア、インド、中国等の国の経済が毎年のように2桁に迫る成長を続けているのである。
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by 020lv | 2015-05-14 16:13 | Comments(0)