揺らぐ英国の統合

英国民投票で欧州連合(EU)からの離脱が決まったことで、スコットランドなどで独立を目指す動きが再び強まるなど、連合王国(英国)を構成する4地域の統合が大きく揺らいでいる。背景には近年強まっている地域ナショナリズムがあるが、キャメロン首相が選挙戦略などでこれを助長したと批判する声も上がっている。

 英国は首都ロンドンがあるイングランドのほか、北部のスコットランド、西部のウェールズ、北アイルランドの4地域で構成される。

 国民投票で62%が残留を支持したスコットランドでは、スタージョン自治政府首相がEUに残るための選択肢として、2014年に続く「2度目の独立住民投票は大いにあり得る」と表明した。国民投票後に独立への支持は増えているもようで、6割が賛成した世論調査もある。

 14年の住民投票もキャメロン政権が実施した。否決されたものの、スコットランドの反中央感情を高揚させ、独立を志向するスコットランド民族党(SNP)の翌年の総選挙での大躍進につながった。
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by 020lv | 2016-07-02 10:58 | Comments(0)