まず、地震や天災の起こる「時間軸」のスケールが、人間
と地球とでは相当異なるという点を指摘した。言い直すと、
人間は生活の中で時間を考えるときには1年とか2年を単
位として、せいぜい10~20年先のことまでしか考えな
いが、地殻変動は100年、1000年、1万年という長い
時間の中で普通に起こるものである。この時間軸のスケール
の差が、地球にとっては「自然な」現象である大地震等の地
殻変動を、人間にとっては突発的な「異常」現象や「災難」
のように感じさせる。地球上のどの地点で地震が起こりやす
いかは、すでに科学者によって以前から指摘されている。し
かし、人間の方では「もう10年も何も起こっていないから」
とか「他の人も大勢、家を建てているから」などという、人
間中心の短期的視点で土地の購入や開発の決定をくだしてき
た。
65歳のドイツ人女性が今月早産で出産した四つ子について、首都ベルリン(Berlin)の病院は27日、健康状態が非常に危ぶまれていると発表した。
シャリテ(Charite)大学病院の医師団が記者会見で明らかにしたところによると、19日に予定より約15週早い妊娠26週で生まれた四つ子のうち、2人は人工呼吸器を付けており、もう1人は腸に疾患が見つかったため手術を受けたという。
四つ子は男児3人と女児1人で、出生体重は655~960グラムだった。クリストフ・ビューラー(Christoph Buehrer)新生児科長は「極めて危険」な早産事例だと述べた。
母親のアンネグレート・ラウニヒク(Annegret Raunigk)さんはウクライナで不妊治療を受けた後、帝王切開で四つ子を出産した。ベルリンで教師をしており、他に13人の子どもがいる。医師団によると、65歳での四つ子出産は世界最高齢。
ただし医師団は、憂慮しているのは四つ子と母親の健康状態で、高齢出産をめぐる倫理的な議論に関与する意図はないと強調している。ラウニヒクさんは既に集中治療室を出ており、健康状態も良く、母乳を与えることも可能という。1日に何度も新生児室を訪れ、四つ子を胸に抱いてかわいがっているという。
谷口雅春先生の書かれた『真理』の別冊「生死を超える道」
の中に、この「人間生き通し」の真理を哲学的にどう考える
かが詳しく説かれています。その中から、一節を紹介させて
いただきたいと思います:
次のことだけは間ちがいない。即ち来世がもしあるならば
来世は現世と同様に、無限創造者(即ち神)によって“霊”
を材料として創造されたのであると云うことであります。
従ってそこは、それぞれの人々の魂の次なる段階の生活に完
全に適していると云うことであります。そして、そこには現
世と同じように「心の法則」が当崩る、そこは因果応報の世
界であって、現世で心の法則によって魂を訓練して来た者は、
来世に於いても心の法則を適正に使用してよき環境をあらわ
し得るにちがいないのであります。